子供のいびき・睡眠時無呼吸の原因のそのほとんどは、扁桃腺肥大か、アデノイド肥大によるものです。 口を開けると、のどちんこの横に肥大したへんとう腺が見えます。 また、のどちんこの後ろの上(つまり鼻の奥)には、口からは見えませんがアデノイドが隠れていて、鼻づまり、ひいてはいびきの原因になります。
程度にもよりますが、アデノイドとへんとう腺により、気道がせまくなっているので手術治療が第一選択枝となります。 特にいびきのみならず、睡眠時無呼吸が疑われる場合には手術により、アデノイドとへんとう腺をとると、気道は広くなり、いびきは消失します。
ただ、扁桃腺及びアデノイドは小学校低学年以降は小さくなることが見込めるため、いびきの程度によっては経過観察で自然に改善するのを待つ場合もあります。
現況ではおくすりで扁桃腺が小さくなるわけではありませんので、手術治療が主体となります。いびきのみならず、無呼吸を併発しているとなると、そのお子様への身体的負担は想像に難くありません。
特に寝ているときに胸の部分が、呼吸とともに陥没しているときは、かなりの気道狭窄が疑われますので注意してご覧になってみてください。