子供に出やすい口内炎は、ウィルスが原因のヘルペス性口内炎や、カビが原因のカンジダ性口内炎、ヘルパンギーナや手足口病による口内炎などが多くみられます。その他体調不良時も口内炎を発症しやすい状態といえます。また偏食などが原因となる栄養バランスの偏りも、口内炎の原因の一つになります。特に、ビタミンやミネラルの不足は頬の粘膜の新陳代謝を妨げる要因になり、口内炎の発症リスクを高めてしまいます。またごく稀に免疫疾患や白血病などに付随する形で現れることもあり、病気の予兆として見られる場合もあります。
まずはしっかりと安静として、口内炎に効く塗り薬や貼り薬を処方することがあります。刺激の強い食事は避け、経過により痛み止めの薬を併用することもあります。しっかりと水分摂取を確保することも大事になります。
子供や赤ちゃんが口内炎になると、口内炎の痛みで、食べ物を食べることを嫌がり、ひどい時には、水分を摂るのも嫌がることがあります。授乳中の赤ちゃんなどは、おっぱいを飲まなくなることもあります。この場合、脱水症状になることがありますので、細かな注意が必要です。